蒼いクリスマスツリー
連載: 恋愛小説です
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序章
心にぽっかり開いた穴は、時が過ぎるとともにだんだん塞がっていくと思っていた・・・。 
みんなが慰めるように言った、「今は辛いだろうけど、大丈夫、時が解決してくれるわ。」と。 
その言葉の半分は確かに当たっていたようにも思う。 でも、あとの半分は・・・。 
きっと私自身の力で乗り越えなければならないのだろう。 
“乗り越える?” 
どうやって? 
大切な思い出として心の片隅にそっとしまっておく? 
図書館で本を取り出すように、時折、昔に戻りたくなったら心の片隅に取りにいけるように? 
それとも、かけた鍵を海の真ん中に落としてしまおうか?  もう二度と開けられないように・・・

決して戻ることのできないあの時代のあの太陽の光は、
今私が歩き続けている道に無数の影を作り続けている。 
悲しみという影、後悔という影、そして、迷い、不安、怖れ。 
この影は私からたった一つの、そして一番大切な自信を奪い、見えなくしてしまった。 
人を愛するという自信。 
時には強く、時には穏やかに、そして心から一人の男性を愛するという自信を。 
あの時代、一番女性として輝いていたあの時代の私を取り戻すことはできるのだろうか・・・。 
私は一体、いつまで自分探しをし続けなければならないのだろうか? 
いつの日か、あの日よりももっと強い太陽が私を焦がしてくれるまで・・・? 
いつの日か、永遠が私自身を消し去ってしまうまで・・・?

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